【熱きパッション、おっしょべ祭り|小松市粟津町】
ライターのあびるです。
粟津(あわづ)温泉は、奈良時代、養老2(718)年開湯の北陸最古の温泉郷です。
今日は、そんな地域に400年前から伝わるおはなしを、ひとつ。
むか〜しむかし、粟津温泉の宿に16〜17才のお末(おすえ)という下女がおりました。
お末は、向かい宿の下男の竹松に一目惚れ。
ある夜、お末は、どうしても竹松に会いたくなって宿の庭の松によじ登り、屋根に上がります。
ところがその時!
滑って腰から落ちてしまいました。
村中に知れ渡ってしまった恋心。
元々お末のことが気になっていた竹松は、ついに決意を固め、2人仲良く村を出て那谷寺にお参りに行きましたとさ。
おしまい。
この地域の愛称は、名前の後に「べぇ」が付きます。
おすえべぇ…おしょぇべぇ…おっしょべぇ…おっしょべ、というわけです。
時代変わって明治初期、藩政廃止により加賀藩士の下級武士の娘が多く湯宿の接待として働くようになり。
おっしょべ節を歌って踊ってもてなすうちに定着、粟津温泉の民謡となっていったそうです。
地域の伝説って悲恋が多い中、おっしょべ伝説には熱きパッションを感じますね。
それは、おっしょべ祭りにもよく現れていました。
祭りのラストに向けて、音楽はテンポアップで最高潮。
盛り上がりは、さながらフェス!
でも民謡なんだぜ、格好良いよね♪
おっしょべなぁ〜ぁあぁ〜(≧∇≦)
あびる的踊りグランプリは、旅館「のとや」です。
振り付けを分かりやすく合唱しながら周りを楽しませ、踊りもキレイに進みます。
最後には先頭のお兄さん声枯れていました。感動をありがとう☆
「開いてちょちょんがちょん、それ!!」
これは毎年行きたい祭り(`・ω・´)b
その場で覚えた踊りレベルを、次回は、より高みへ!
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