小松市木場潟から見る白山
春なれど しらねのみゆき いや積もり とくべきほどの いつとなきかな 「紫式部集」より
紫式部も歌に詠んだ名峰白山。
じつはこれ、ちょっといじわるで茶目っ気のある歌なんです。
後に夫となる藤原宣孝が、春になると雪が溶けるように貴方の私に対する冷たい態度も溶けるはずですよね。
という歌を紫式部に対して贈ってきました。
その返事の歌がこれ。
白山はその名の通り、一年中雪が積もって真っ白な山。
白山の雪が一年中溶けないように、あんたのことなんかいつまでも好きにならないわよw
と返しています。
でも、結局2人は結婚したわけですから、白山の雪は溶けてしまったようですねw
今の白山はまだ真っ白。
恋が報われるには、まだもう少し時間が必要みたいですね。
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