魅惑のカラミツアー。君は尾小屋の真髄を知っているか|小松市尾小屋町

ライターのあびるです。

「今、よみがえるカラミの街」尾小屋をまわる見学会に行ってきました!

記念すべき、初の試みだそうです。

エキサイティング!

尾小屋鉱山資料館の四ツ目館長による、パッション溢れたトーク&マップで巡ります。

江戸時代、天和2(1682)年には、既に採掘の記録が残る尾小屋鉱山。

カラミ(鍰)とは、鉱石を溶かして銅を抽出する時に出るカスです。

これを成形して、擁壁や大規模な護岸に再利用したのがカラミ煉瓦。

カラミ煉瓦は、明治後半(1890代)〜大正前半(1915〜6頃)のわずか15〜20年間限定の産物なのだ!

かつては650軒・人口2000人で、賑わった尾小屋のマチナカ。

ダンスホールもあり、映画館は封切りが早く、小松から見に来る人々もあったそう。

昭和37(1962)年に精錬の火が消え、銀座と呼ばれた商店街も、現在は数軒残すのみ。

人々の生活の証を今に伝えてくれるのが、カラミ煉瓦群なのです。

中でも、六角形の煉瓦「亀甲カラミ」は、国内唯一のもの。

太陽にキラキラ輝いて美しい。

なんていうか、オシャレ。

移動しやすく安定する形状として、一つあたり50〜80キロが無数に積まれたその労力。

重さの意味で、複数のあびるが積まれていると考えると凄まじい。

どんどん排出される不要物に対する工夫と職人心には、感動を覚えます。

こんな場所が小松市にあったなんて。

絶対に見るべきだ。

いずれここは重要な歴史遺産として、皆が訪れる場所になる。

尾小屋を愛する皆さまによる魂の草刈りが無かったら、こんなにガッツリ楽しめませんでした。

心から敬意を表します。

車が無いあびるですが、タイミングあれば、ジャージで草刈り参加します!

そして、ツアー第2弾も期待します。

ずーっと行きたいと思っていた尾小屋鉱山資料館とマインロード。

ポッポ汽車展示館も含めて、初めての尾小屋体験は充実し過ぎました。

冬季は閉館なので、皆様もこれからの時期に是非♪

小松城浮城マッププロジェクト

地域活性化ユニット 「楽 la storia locale」 が取り組んでいるプロジェクト 「小松城浮城マップ(うきしまっぷ)」 マップ作成の過程で知った、石川県小松城下町エリアの魅力を、徹底的に語りつくします。